目 次 |
1. 茶花の花入の用い方と位置 2/5・2/16・2/22・2/28 |
花入の位置は、大寄せの場合、茶事の場合によって、異なってくる。又、掛物が横物、一行ものでも異なってくる。 |
図1 本勝手の床で、大寄せの場合、掛物と花入を配置する場合の図。 |
本勝手で花入を掛物と共に床の間に配置する場合は、図の如くである。 花入が、床の種類、茶事で異なることを詳しく会員ページで解説してみよう。 |
2. 男結び 2017/3/15 |
茶の世界では、紐の結び方にはいろいろある。関守石、垣根の縛り方、注連飾りの縛り方、名水点の縛り方は俗にいう「男縛りである。
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3. 鶯点について 2017/3/25・3/28・4/8 |
鶯点は、幻の点前ともいわれている。正式に書物などに記述されて伝承されていない。知る人ぞ知る口伝の伝承の中での点前である。
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写真1 鶯点で最初に水指蓋上に帛紗を鶯にたたんで置いた写真 |
鶯は水指とともに移りますので、その所作を鶯の谷渡りと称し、風情ある点前でもあります。
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4. 三船生け方特に入船、出船について」 2017/4/20・4/27 |
船は釣り花として古くからある。入船、出船、泊舟もその時の意味合いで生けることになり、生け方にも意味が込められなければならない。 |
図1 出船で生けた図であるが、帆、櫓などが理に合った表現がされなければならない。 |
出船は、出立を意味し、人を送り出す際に生ける花でもある。 その生け方は、挿し口を含めて規矩性もある。この点も含めて会員ページで詳しく記述してみよう。 |
5. 四ヶ伝の本来のとらえ方ついて 2017/5/23・5/26 |
「茶通箱」、「唐物」、「台天目」、「盆点」は、「四ヶ伝」として、現在では伝物として理解されている。
しかしながら、修練をすればするほど、本来の意味が知りたくなる。ある域に達すると、「四ヶ伝」の意味に疑問を感じるようになる。
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6. 客が拝見する茶入、棗、香合などの蓋の開け閉めの際の左手の所作」 2017/7/10・7/20 |
茶入、棗、薄器などを拝見する場合において、時には、拝見している人が、拝見中に茶入、棗、
薄器などを倒してしまって、畳の上などに茶をこぼしてしまった場面意遭遇することがある。このようなことが起こるには原因がある。拝見道具の扱いの所作、扱っている際の道具に対する意識などが欠如していることが原因の場合が多い。
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写真1 茶入の拝見の際、茶入の蓋の開け閉めは、右手で茶入を持って、左手は添えるのではなくてしっかりと持って、 茶入の蓋を開ける。手を添えるだけでは、時には茶入を倒すことがあり、茶もこぼれ、危険でもある。 |
写真2 香合(宋胡録)の拝見の一部写真である。背の低い道具の蓋の開け閉めでも、左手は本体の方を持って、右手で蓋を取る。宋胡録は、 中国より技術を得てタイで作成された陶器である。その理由にも意味があり、 その点については、会員ページで開示してみることにする |
茶入・棗・薄器についての拝見押し方を述べ、 特に、宋胡録の場合は意味があり、その理由についての詳細は会員ページで開示してみよう。 |
7. 仙遊の花月を終えて、総礼後の八畳へ帰る時の足運び」 2017/7/30・8/10 |
七事式の中で、七事式が作られた後、裏千家の玄々斎考案の「仙遊」は、ある意味では準七事式と言ってもよい。
この「仙遊」は、裏千家では、人気のある七事式でもある。参加者全員が、参加し、回り花、炭所望を含む炭手前、次香を含む香の後には、濃茶を全員で飲み、薄茶の菓子付き花月が行われるものである。
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図1 足運びの一例図 正客が四畳半の位置に座していて、八畳の自分の位置へ戻る際の足運び。干菓子器を持って、正客は八畳の自席へ帰る。 |
四畳半の位置によって、八畳の自席へ帰るそれぞれの足運びは、自分の最初の位置の方向へ向いて帰るというだけでなく、
身体を向けて帰る際の足運びにもそれなりの約束がある。
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8. わびへの道程と究極を表現した今日庵の床に関する一考 2017/8/20・8/30・9/10・9/20 |
今日庵は、宗旦の作った茶室で、一畳台目席である。
しかしながら、いろいろな古書を見ているうちに宗旦の意とする茶室が、現代の茶室「今日庵」であるのであろうかという疑問にかられる。この点をいろいろ紐解いてみることにしてみよう。
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図1 著名な茶人の歴史的位置と経過の図で、これを見れば、著名な茶人の歴史的影響も、「わび」への道程もわかるが詳しくは会員ページで開示してみよう。 |
村田珠光が何故、わびへの茶道を進むことになったか、武野紹鴎が村田珠光とは面識がないのに、
何故、村田珠光の「わび」への精神を影響を受けることになったか。 |
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